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タクシー運転手VS車椅子利用者

 東京オリンピックに向けてトヨタ自動車からUDタクシーという新しいタクシーが続々登場していますね。

都会では結構な数が。田舎では少ないですが少しずつ増えています。

UDとはユニバーサルデザインの略。

障害の有無や年齢、性別、人種などにかかわらずたくさんの人が利用しやすいようなデザインという意味のようです。

そのはずが、不便に感じている人が結構多いのが現状で、僕の印象では健常者の方が好んで乗っているイメージです。

この記事は僕がタクシー運転手として、タクシー運転手が抱える苦悩を書いています。

決して乗車拒否を勧める記事ではありません
この記事に関する苦情等は一切受け付けません。

最後の見出しに僕の意見を書かせていただきました。

ユニバーサルデザインは運転手に冷たいんじゃないの?

 ユニバーサルデザインはどんな人にも利用しやすいデザインとあります。しかし、運転手にとって利用しにくいデザインです。

のんびり
のんびり

運転手も利用者になると思いますが。

 一番の問題は、車いす利用者に対しタクシー運転手が乗車拒否をしていまうこと。

乗車拒否とは簡単に言えばお客様を乗せないこと。

UDタクシーが車椅子利用者を乗車拒否しているというニュースをよく聞きます。それに怒ったデモ活動みたいなこともあるようです。

なぜ乗車拒否をするのか?運転手の気持ち

 せっかくのお客様なのに、なぜ乗車拒否をするのか?

答えは
車いすのお客様を乗せるまでに、約20分かかってしまうから。

降りるときにも同じぐらい時間がかかってしまうと仮定すると合計40分のロスタイム。

それをメーターも入れずにやるため、運転手からすれば、その40分間タダ働きということになります。

何かあった場合運転手の責任になるようで、いいことがまるでありません。

運転手にとっての40分

40分がタクシー運転手にとってどれだけ貴重か。

タクシー運転手はお客様を乗せて、メーターを入れることで給料になります。何もしなくても給料が発生する職業ではありません。

一つ一つの積み重ねがその日の成果となって給料となる。

それがいかに大変か、なかなか理解されないでしょう。他の職業は最悪サボっていても給料は支払われるのだから。

40分あればどれだけ稼げるかというと・・・。

お客様を1組から2組乗せることができます。

大体の1組が乗車される料金の平均は1500円~2500円ぐらいでしょうか。

※地域によって異なります。

たかが1,500円と思うかもしれませんね。でも、僕らはこの積み重ねが給料になっています。

時間帯によってはその40分の間に長距離のお客様を乗せるかもしれない。

40分メーターを動かすと

ちなみに40分間動かずメーターを動かすと、大体2,400円料金が発生します。

機会損失です。

※機会損失とは得られたであろう利益が得られないこと。

UDタクシーのもう1つの欠点

乗り降りが横から。 

大抵の乗降りは一般道の通りでやります。

車線が多い道路ならいいのですが、一車線しかない道路の場合、車線を丸々潰すことになります。

20分もの間です。

一般車には非常に迷惑です。もしすれ違うことがやっとの道路だったら?

通行止めですね。

対策案

 最終的にはクラウンはなくなり、UDタクシーになっていきます。

ますますこの問題は激化していくのではないでしょうか?では、どんな対策ができるのか。

UDタクシー自体の改善が急務

楽にかつ短時間で設置ができ、スペースが最小に抑えられるように設計されれば大幅に問題が解決すると思われます。

運転手に対する補償又は料金設定

車椅子の方が乗車される場合の初乗り料金の値上げ。

値上げされた分は国が助成券という形で車椅子利用者の方に配布する。

僕が思いつくのはこのあたりです。

今後の予想

今後、運転手を縛る法律が厳しくなるような気がします。

そして、車椅子利用者の方の監視も厳しくなるでしょう。

するとどうなるかというと、会社は国に従うだけですから、すべての責任は運転手になります。

でも車椅子のお客様は乗せたくない。

嫌になって運転手をやめる。運転手が不足する。

人手不足になり、稼働台数が減ります。すると結局利用者が不便になると予想されます

商売なのに慈善事業になったらやっていけないですね。

好きで乗車拒否はしていません。やることに見合う料金や保証があればこんなことはおきません。

今まで通り車椅子を積みこめば?

個人的な意見として、

車椅子は今まで通り車内やトランクに積ませてもらえれば誰も文句はないと思うんですけどね。

どうなんでしょう?

現にうちの地域ではトランクに積んでいる運転手がほとんどです。

まとめ

お客様からすると法律で定められているから関係ないと思うでしょう。

現状は、運転手にとっても車椅子利用の方にとっても不便ですね。

運転手、車いす利用者どちらも快適になるよう、改善されることを願います。

そしたら僕もUDタクシーにすすんで乗ります。

この件に対する苦情等は受け付けません。

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自由な時間を好むのんびりタクシーです。名前の通りタクシー運転手をしています。
2才の娘と妻の3人で暮らしています。
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