この記事は『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方』を参考にしています。
- 文章とイラストが両立されていている
- 文章を読んだ後にイラストで要点がまとめられているので分かりやすい
- 確かにそうだと思うことが多い
- 口コミの評価が高い
「子供の叱り方を覚える前に、まず、褒め方を覚える必要がある」
2才に近づくにつれ、大変さが増してきます。そうなる前に読んでおくと心強い本のひとつです。
すでに大変だという方でも時間を見つけて読まれることをお勧めします。
大切なことは『自己肯定感』
なんとなく難しい言葉ですが、簡単に言うと自分には存在価値があると感じさせることです。
子供だけでなく、大人にも必要ですね。
大人がよく言われる否定的な言葉として、
- 「お前はばかだ」
- 「お前なんか必要ない」
- 「お前なんか足手まといだ」
こんなこと言われたら自分の存在価値を見出せません。
とはいえ、家族だけでも必要としてくれたら、
『自分は必要とされている』
また明日頑張れます。
子供の場合、
- 「あんたなんかもう知らない」
- 「○○する子は嫌いだよ」
- 「何度言っても直らないなんてダメな子」
こんなことを大好きなママ、パパから言われたらどうでしょう?心のよりどころがどこにもなく、誰からも必要とされていないと感じてしまうのではないでしょうか。
少々大げさですが、積み重ねられるとチリも積もれば山となります。

そういう面で見ると子供ってメンタル強いなあ(褒めてる)
褒めて褒めて褒めて褒める
「うちの子なんて褒めるところないよ」
なんてよく聞きます。
先日、保育園でママさんに、
「○○ちゃんお話が上手になりましたね」
と僕は褒めたつもりだったんですが、返ってきた言葉が、
「いえ、△△ちゃんは何でも自分でできて羨ましいです」
謙遜しているんでしょうが、あれーって感じでした。
僕の望んだ反応としては、
「お話できたんだ。すごいねー」
と褒めると思ってたんですが・・・。
うちの子は人見知りなもので、単純にすごいと思ったんですよね。
自分の子供のいいところを見つけるのは苦手で、他人の子供のいいところを見つけるのは得意なママさんが多いような気がします。
手がかかっているということもあるんでしょうけど。
理想高すぎない?完璧を求めない
僕は何か出来たら褒めます。本心からすごいと思っているからなんですが。
それがたとえ自分の散らかしたおもちゃの残骸の一部を片付けただけでも。
僕の理想からすると、このお片付けを数値に表したら0.1ぐらいでしょうか(笑)
1,000分の1。それでも、
「おっ!お片付けできたねー!」
「すごいねー!」
娘は満足して去っていき、僕が片づけてます。これの繰り返しで少しずつ片付ける量を増やしています。

今は一緒に片づけられるようになりました。
千里の道も一歩から
フルマラソンもスタートの一歩から始まり、その一歩一歩が積み重ねてゴールへ進みます。
そうやってできることを一つ一つ増やしていくこと、その一つ一つできたことを一つ一つ褒めるようにすれば、褒めるところがないなんて言葉は出てこなくなると思います。
他人と比べないで
よそはよそうちはうち。昔よく言われましたけど、おねだりの断り文句として使うのではなく、褒めるときに使うのはどうでしょう?
褒めるところがないって?
よその子と比べるから褒めるところが見つからなくなります。
できたことを褒めるようにすれば、褒めるところなんて無限に出てきます。
歩いている姿を見て、
「かっこよく歩けてるねー」
手をついて転べたら、
「転んで痛かっただろけど、手をつけたんだねえ」
階段を1段でも登れたら、
「やった!階段上れた!」
他人が見たら『?』になりそうなことでもいいんじゃないですか。
そうやってたくさん褒めてると、なんだか自分の子がすごいんじゃないかって思えてきますよ。

勘違いのし過ぎはダメですよ。
厳しくするべきか、甘やかすべきか
厳しくしないとしっかり育たない。そんな意見がありそうですが、僕はそうは思っていません。
叱らない育児を推奨しているわけではありません。
まず、厳しくする前に振り返ってみてください。

厳しくする以前に、しっかり教えました?
大人もですが、子供も分からないことはいくら厳しく叱ってもできませんよ。
「片付けなさいって何度もいってるでしょ!」
ひょっとしたらどうやって片付けていいか分からないのかもしれません。
もしくは、
片付け方は知っているんだけど、どう手を付けていいか分かっていないのかも?
僕もよくあるんですが、散らかった部屋を見てどう掃除していいか迷いますから。
大人から見れば簡単なことでも、子供からすると難しいのかもしれません。
少しずつでも一緒に教えながらやるべきかと。
一度では恐らく覚えられません。何度も何度も一緒にやってあげて、少しずつお片付けできる量を増やしていく。
厳しくするのであれば、そのあとからでも遅くないと思いますよ。
物で釣るべきか?
僕が子供の頃の経験をもとにいうと、物で釣るべきではないと思っています。
子供ってずる賢いんですよね。
始めのうちは物に釣られてお手伝いします。でもですね、そのうち同じものでは釣れなくなります。
段々、要求する量が増えていき、果てにはお金を要求するようになり、さらに増額していかなければ手伝わなくなります。
お金をもらっても何の感情もわかなかったことを覚えています。
そうなる前に、小さなうちからお手伝いを習慣化させることの方が後々楽になると僕は考えています。
お手伝いをした→褒めてくれた→認めてくれた
→自己肯定感獲得
この精神的対価で満足したほうがいいです。仕事してても必要とされていると思えた方がやりがいが出てきます。
そもそもお手伝いって一緒に暮らしていくうえで大切なことで、物をもらってやるようなものではありません。
まとめ
子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方を読んでいたら昔のことを思い出しました。
『あっ、僕のよくない行いのことが書いてある』同時にお母さんごめんなさいと思うほど。
それだけあるあるのことが書いてありますので、是非読まれることをお勧めします。
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