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タクシーのチップのお話「最高いくらもらったの?」

僕の職業はタクシーの運転手です。
タクシーを運転していると
色々なお客様を乗せます。

1対1の空間で接する職業って
なかなかないと思います。しかも密室

だからなのか、
お客様も僕らに親しみを持って
話しかけてくることがありますね。

その中で、
色々な出会いがあって、
面白いのもこの職業の魅力です。

こんなタクシーですが、
日本では珍しいチップの文化があります。

お釣りはいらないよ

チップってもらうんですか?
いくらぐらいもらうんですか?

ひと昔のバブルの時より減ったようでは
ありますが、今でもチップを頂きます。

海外のように
料金に対して○%というものは
ありませんので、
もらえるときがあったりなかったり。

もらえる額は10円~。

一度はいってみたい、
「お釣りはいらないよ」
「お釣りはとっといて」

このパターンが多いです。
うれしいものですよね。

接客が悪ければ
1円たりともあげたくないというのが
人間の心理ですから、
いただくということは少なからず
接客が悪くなかったということです。

自信が持てると同時に、
お客様の人柄の良さがうかがえてしまいます。

この記事では3つ、
チップをもらった事例を紹介します。
最後の一つは一人の女性とのやり取りです。

【P-CHAN TAXI】

コンビニ寄ってくれる?

チップの頂き方が色々ありますし、
現金だけとは限りません。

「これ、よかったらどうぞ」
コーヒーやお茶をよくいただきます。

メーターを回しっぱなしでお待ちするので、
いただく時は、なんか悪いなあと感じます。

「頑張ってくださいね」
見ず知らずのお客様に
ここまで良くしてくれるとは・・・。
しかもお金払ってもらっているのに。

タクシーを7年もやっていると、
もらい慣れているはずなんですが、
やっぱり、うれしいものはうれしいです

「運転手さん何欲しい?」
なんて聞いていただける方もいます。
何も考えていなかったので迷います。
でも悩む時間はありません。

「ホットレモンでお願いします」
ホットレモンおいしいですよね(笑)

気持ちよく乗せてもらったから

僕は普通に運転しているだけ
なんですけどね。

いまだに運転の荒いタクシーが
いるのも事実。そういう人に乗った後、
ギャップで僕の運転が快適に感じるのでしょうか。

「おつりはコーヒー代にもならんけど」
150円ぐらいを置いて、降りていくお客様がいます。
自動販売機なら120円頂ければ充分ですよ。
僕は喫茶店でコーヒーは飲みませんので。

「これでコーヒーでも買って」
わざわざ料金とは別に頂いて恐縮です。

「これチップね」(500円玉キラーン)
感無量でございます。

どれもうれしい限りです。

高齢者のお客さんを乗せた時、

「荷物を持ってもらうからこれね」
余分に1,000円札を頂いたこともありました。

あんたいい人だね(80代女性)

「あんたいい人だね」
素行の悪い運転手は一定数いるもので、
そういうタクシーに乗った人から
良くいただく言葉です。

この方は、素行の悪い運転手に
3,000円ぐらいの距離を
永遠と会社の愚痴を聞かされたようで
参っていました。

3,000円の距離というと
大体20分ぐらい。
見ず知らずの人間の愚痴を聞かされるのは
苦痛でしかありません。

お客様の愚痴を
長々聞くことがありますが、
僕の場合は慣れていますので
そこまで苦ではありません。

自称80代の女性のお客様。
80才といっても杖なしで歩ける元気な方なので
若く見えます。

神様みたいな人だね

「あんた神様みたいな人だね」
素行の悪い運転手に比べれば
僕は神様のような存在に思えたようです。

僕は特にこれといったことはしておらず、
お客様の愚痴を聞いて、丁寧に運転しただけです
いつも通り

ギャップとはすごい魔法ですね。

「あんたを指名したい。
近所に歯医者があるんだが連れて行ってくれんか?」

何度も断りました。
近場の為にわざわざ迎えに行くのは割に合いません

あまりにしつこいものだから、

「待ってる間、
メーター入れておくからね」
それでもいいから来てくれと。

数日後、家族に反対されたと
お客様から電話があり、
この話はなくなりました。

のんびり
のんびり

正直、ほっとしました。

「すまんが家に来てくれんか。お詫びしたい」
お詫びだけで行くのも面倒でしたが、
やっぱりしつこいです(笑)

ご自宅に着くと、

あれ?お化粧してる?
お出かけするときはしているのかな。
高齢者の方でお化粧をしている人は
あまり見かけないので、
やっぱり若いんだなと思いました。

「すまんな。これお詫びでとっといて」

手渡されたのは
福沢諭吉が印刷されていたものでした。
しかも2枚。

「えっ?」
もらえるものは
スッともらうのがマナーだと思っている
僕でも流石に2万円は・・・。

やっぱりしつこいです(笑)
一度言ったら聞きやしませんでした。

チップはなくならない。

まだまだタクシーの世界での
チップはあります。よい接客を続けていれば、
巡り合わせ次第で頂けるでしょう。

僕もお客としてタクシーに乗るときは
チップを置いていきます。

キャッシュレス社会になると
チップがなくなるから寂しい
という声が聞こえます。

クレジットカードが普及してもいても
現金派の人は多数存在します。

ポイントが貯まってお得なのにです。

故にキャッシュレスが進もうとも、
チップ文化はなくならない
ような気がしますけどね。

【P-CHAN TAXI】


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